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VPS・クラウド・レンタルサーバーの最新ニュース(2026-09-23)

Cloudflareは2件を出した。Cache RulesのVary対応は全プランで使え、ブランチごとのプレビュー環境Worker Previewsも登場した。AWSはCloudWatch Omniを発表し、DigitalOceanはManaged Agentsを一般公開した。クラウド各社がAIエージェントの運用基盤を競う流れが一段と強まっている。GoogleはAI需要によるコンピュート不足への対策を相次いで出した。容量確保が利用者側の課題になりつつある。

Cloudflare、Cache RulesでVaryヘッダーに対応 全プランで利用可能

必読ネットワーク/CDNCloudflare Blog · We just shipped support for the ugliest part of HTTP: Vary

CloudflareのCache RulesでVaryヘッダーを扱えるようになった。無料プランを含む全プランが対象だ。既知のネゴシエーション系ヘッダーは正規化して、キャッシュを分けすぎないようにできる。値の違いが重要な場合はそのままオリジンへ渡し、ばらつきが大きすぎる場合はキャッシュを迂回する、という3通りの扱いを選べる。言語や圧縮形式でレスポンスを出し分けているサイトは、ヒット率の低下や誤配信を設定で防ぎやすくなる。

AWS、CloudWatchの次世代版「Amazon CloudWatch Omni」を発表 AIによる調査支援を搭載

注目パブリッククラウドAWS News Blog · Introducing Amazon CloudWatch Omni: collaborative AI-powered observability for your applications

AWSはアプリケーションとAIエージェントの監視を1つの画面にまとめた「CloudWatch Omni」を発表した。構成の自動検出、自然言語での問い合わせ、AWS DevOps Agentによる障害調査の支援を備える。生成AIワークロード向けには、エージェントのトレースや品質評価をIDEから行える機能も同時に出た。CloudWatchで監視している環境は、今後の画面構成や料金体系の変化を追っておきたい。

DigitalOcean Managed Agentsが一般提供開始 OpenCodeやCodex CLIをインフラ管理なしで実行

注目パブリッククラウドDigitalOcean · Introducing DigitalOcean Managed Agents: One AI-native stack to power your intelligence

プライベートプレビューを経て、DigitalOceanのManaged Agentsが全ユーザーに公開された。OpenCodeやCodex CLIなどのエージェント実行環境、または自前のものをデプロイでき、1万6000以上のツールと連携できる。推論エンジンとも統合されており、推論トークン・実行・ツール利用をDigitalOcean内で完結できる。DropletやApp Platformを使っている小規模チームにとっては、エージェント運用用のサーバーを別に立てずに済む選択肢になる。

Cloudflare、ブランチごとに独立環境を作る「Worker Previews」を公開

注目ネットワーク/CDNCloudflare Blog · Introducing Worker Previews: Isolated preview environments for every change your agent makes

Workersでブランチごとに専用のURL・設定・ステート・監視を持つプレビュー環境を作れるようになった。本番に影響を与えずに、複数の変更を並行して試せる。人手の開発だけでなく、AIエージェントが次々に出す変更の検証も想定した機能だ。Workersで小さなサービスを運用している個人開発者でも、ステージング環境を自前で用意する手間が減る。

Vercel、デプロイごとの課金対象時間とCPU分数を表示

注目料金/サービス改定Vercel · Deployments now show billable duration and CPU minutes

Vercelのダッシュボード、vc inspect、REST APIで、各デプロイの課金対象時間とCPU分数を確認できるようになった。課金対象時間はビルドとビルド後処理の合計を1分単位で切り上げたもので、これにマシンのvCPU数を掛けた値がCPU分数になる。どのビルドが利用枠を多く消費しているのかを特定しやすくなるため、請求額が想定より膨らんでいるプロジェクトはまず確認したい。CLIで見る場合はバージョン59.23.1以降が必要。

Vercel Sandboxに永続ストレージ「Drives」 Hobbyを含む全プランでパブリックベータ

注目パブリッククラウドVercel · Drives for Vercel Sandbox are now in public beta

Vercel Sandboxにディレクトリとしてマウントする永続ストレージ「Drives」が、Hobby・Pro・Enterpriseでパブリックベータになった。Driveは個々のサンドボックスから独立しているため、複数の実行やインスタンスで同じデータを使い回せる。エージェントの作業領域、データセット、モデル、依存パッケージを毎回取り直さずに済むので、起動時間と転送量を抑えられる。

Kubernetes v1.37、使われていないPVCを示す「Unused」状態がベータで既定有効に

注目パブリッククラウドKubernetes Blog · Kubernetes v1.37: Tracking When a PersistentVolumeClaim Was Last Used (Beta)

PersistentVolumeClaimUnusedSinceTimeがBetaに昇格し、既定で有効になった。PVC保護コントローラーが各PVCにUnused状態を付け、どのPodからも参照されていないかを示す。これまでは独自スクリプトで突き合わせる必要があった。放置されたボリュームは課金され続けるため、ストレージ費用の整理に直接使える。

GKE Pod snapshots、CPU・GPUメモリを含む実行状態を保存して起動を高速化

注目パブリッククラウドGoogle Cloud Blog · Scale your AI workloads faster and more efficiently with GKE Pod snapshots

Google Kubernetes EngineのPod snapshotsは、CPUとGPUのメモリを含むワークロードの実行状態を保存して復元する機能だ。LLMのように大きなファイルを読み込むワークロードでも、毎回コールドスタートせずに済む。スケール時の待ち時間を吸収するためにノードを多めに確保していた構成では、台数を減らす根拠になる。

Google Cloud、Sparkジョブの容量不足を「フレキシブルVM」で回避する手法を解説

パブリッククラウドGoogle Cloud Blog · Maximizing Apache Spark availability: Mitigating compute stockouts with flexible VMs and other best practices

AI需要の急増で、リージョンやゾーン単位のコンピュート在庫切れが起きやすくなっている。Googleのマネージド Apache Sparkでは、特定のマシンタイプに縛られないフレキシブルVMを使い、在庫があるリソースへ振り替えてパイプラインを止めない方法を示した。インスタンス種別を固定したバッチ処理は、在庫切れで失敗するリスクを前提に構成を見直す時期に来ている。

Google Cloud Secure Source Managerに新機能 CI/CDのサプライチェーン対策を強化

セキュリティGoogle Cloud Blog · Strengthen your CI/CD pipeline with new Secure Source Manager capabilities

Wizのレポートによると、2026年上半期の主要なサプライチェーン攻撃は2025年下半期の2倍を超えた。Google CloudはこれをうけてSecure Source Managerを拡充し、ソースコード管理とCI/CDを統一したセキュリティ管理の下で運用できるようにした。自前のGitサーバーやCIを運用しているチームは、比較対象として押さえておきたい。

三井住友信託銀行、勘定系はオンプレに残し情報系はAWSへ集約

パブリッククラウドITmedia エンタープライズ · 三井住友信託銀行、勘定系はオンプレ維持で情報系はAWS集約へ 残す判断と寄せる判断の線引きとは

三井住友信託銀行は勘定系をホスト・オンプレミスに残し、情報系システムをAWSに集約する方針を採る。すでに250以上のシステムがAWS上で動いており、AWSと設けた共同組織がクラウドネイティブ化を進めている。すべてを移すのではなく、システムごとに残すか移すかを決める線引きは、規模が小さい組織の移行計画にも応用できる。

Vercel Connect、Microsoft Teams用のマネージドコネクタを追加

その他Vercel · Vercel Connect now supports Microsoft Teams

Vercel ConnectにTeamsのマネージドコネクタが加わり、自分のアプリやエージェントをTeamsボットとして動かせるようになった。EntraアプリとAzure BotリソースはVercelが自動で登録するため、クライアントシークレットを保管する必要がない。初回のセットアップは、Azureサブスクリプションを持つテナント管理者が一度行えば済む。